2016 November
|
||||||||||
母校の同窓会の先輩にお声がけ頂き、ウィーンの伝統刺繍「プチポワン」の展覧 会に伺う。第一人者である久家道子氏門下の方々の皆様の錚々たるお作 品に圧 倒される。ここのところウィーンに行く機会が多いのでこのプチポワンはとても 身近に感じ、伺うのを楽しみにしていた。そしてその技法がいか に時間がかか る細かい作業かを知ってしまうと、目の前の作品はどのくらいの時間が費やされ たものだろうか・・・と。思いがけず同窓会の先輩とお茶 をご一緒する機会に 恵まれ、さまざまなお話を伺う事が出来、チャーミングなお人柄に感激する。心 温まる素敵な午後のお茶の時間・・・。 |
|
||||||||||
軽井沢のル・ヴァン美術館に、障害者の就労を支援する施設「ひゅーまにあ軽井沢」の利用者が企画したデザインとクラフトのブランド「ラッタラッタ ルの作品展−唐突の美」のオープニングに伺う。スウェーデンのFORM VERKSTANからの作品や伝統的な手法による織物のワークショップも 行われ、紅葉の軽井沢ル・ヴァン美術館の素晴らしいお庭の景色と相まって、素晴らしいオープニングパーティー。 |
|
||||||||||
運営する会社のS会長様がお話になった「お付き合いで買ってもらうのではなく、しっかりとした商品として評価される物を作って行きたい」、とのお 気持ちが具現化された素晴らしい商品になっているのも、原点である「原画」に力があり、商品化する段階でマテリアルと原画の組み合わせがきちんと 考えられているからだと手に取って見て思う。春頃から時々軽井沢に来るとお邪魔してお話をさせて頂いて来たので、スタッフの皆様の熱意が素晴らし い形で商品化され、発表されたことをとても嬉しく思う。 |
|
||||||||||
隣接するショップ「NATUR Home」ではひゅーまにあ軽井沢の利用者が デザインしたグッズのブランド「RATTA RATTARR−ラッタラッタ ル」の製品が美しくディスプレイされ販売されている。ブランド名はART ART ART ARTの綴りを入れ替えた造語。既存の領域を飛び越えた既成概 念にとらわれない、新しい美的価値感を生み出すアトリエになることを願って名 付けられたとい う。どれもこれも素晴らしく、ミュージアムグッズというより セレクトショップのような品揃え。 |
|
||||||||||||||||
幼稚園からの幼馴染みが「篳篥」を奏でるとお招き頂き雅楽の演奏会に伺う。演 奏の前に雅楽(管絃)についてのお話があり大変勉強になる。雅楽とは 朝廷の 式楽であり正しい音楽、対象語は俗楽と・・・。「篳篥」という楽器の名前すら 読めない上、楽譜を見せて頂いて更に驚く。なじみのある西洋音 楽の五線紙と 音符とはまったく異なる音楽であることだけは理解したけれど。 |
|
||||||||||||||||
展示室ではさまざまな伝統文化の紹介の紹介があり、雅楽の楽器やそれぞれの説 明、各祭祀の装束やそれに纏わるお道具、騎馬打毬・蹴鞠のビデオなど を鑑賞 する。日本人の私達ですらなかなか目にすることの出来ない雅楽の楽器や装束の 数々、フランス人の友人にも見せてあげたい。 |
|
||||||||||
expo
index |
様々な伝統文化の素晴らしさに触れ、日本人でありながらも学ぶ機会があまりな い中で貴重な体験となった一日。お誘い下さった幼馴染みに感謝しつ つ、雅楽 の練習を長く続けていることに感銘を受ける。伊勢神宮の素晴らしい御本を頂 き、フランス人の友人に見せてあげようと思う。 |